オムスビ冒険録は、新しくメンバーになったアカリによる、組織の文化や仕組みを記した物語です。実際のオムスビメンバーと対話しながら、組織の文化や仕組みを見える化していきます。組織の見える化に興味がある方、オムスビのメンバーとして一緒に働きたい方は、冒険録をお読みいただきながら一緒に冒険を楽しみましょう。
アカリ
LV.20では、rebornはアウトプット(納品物)ではなくアウトカム(変化)を追っているというありましたね。
ハブチン
ありましたねー。
アカリ
まずは「視える化ループ」を回そうということだったのですが、違和感を覚えたんですよね。というのも、私の中で仕事って、まず目的があって、それが目標になって、実現していくという仕事の進め方だったんですね。
ハブチン
一般的な仕事の進め方ですよね。確かにそれと比べるとrebornは違いますね。
アカリ
そう、はじめに明確な目的とか立てずに、とりあえずまずやってみるという感じじゃないですか。それが何のためにやっているかわからなくて気持ち悪いんですよね。
ハブチン
なるほどです。この仕事、意味あるんだっけ!?って話ですよね。
アカリ
ですです。ハブチンはそう思わないんですか?
ハブチン
僕はアタマがちょっとおかしいのかもしれませんが、あまりそう思わないんですよね。例えばオムスビを創業したときも、別にいまみたいに組織づくりをやるなんて決まってなかったんですよね。
アカリ
明確にこれがやりたいというような目的がなかったんですね。
ハブチン
なかったですね(笑)なんとくなく行きたい方向だけあって、どうなるかわからないのでまずは行ってみようと。
アカリ
海外にバックパックしている人みたいですね。
ハブチン
いや、まさにそんな感じですよ。冒険の旅です。旅をしていたら、気の合う人と出会って、一緒に活動していくというか。
rebornも、イベントでたまたま一緒に登壇したクライアントパートナーさんと意気投合して、始まった感じですから。それも全く予期せぬ展開でした。
アカリ
見切り発車ですね。
ハブチン
見切り発車ですね。rebornも方向性はあったけど、目的は明確に決まっていなかったですね。まずやってみて、小さな変化(アウトカム)をし続けていると、あるとき目的や次のビジョンが見えてくるんですよね。
アカリ
あとから目的がみえてくるんですね。
ハブチン
それまでは紆余曲折して、ゆらゆらしているんですけどね。見えたら、軸ができてブレなくなってくるんですよね。あとはただ実行するだけというか。変に腹落ちしていない目的を掲げても、途中で形骸化していくじゃないですか。
アカリ
腹落ちしていない目的を掲げて、途中で迷ったことがあります(笑)
ハブチン
僕もありますよ。カタチだけの目的は意味はないので、待つってことも必要じゃないですかね。僕は目的があとから視えてくるのを何度も体験しているので、見切り発車も怖くないんですよね。
図にするとこんな感じで、アウトカムまでいったら、今まで活動してきた目的や次のビジョンが視えてくるんです。
アカリ
目的が決まっていたのって、経営者がアウトカムまでいって目的を見つけてくれていたのかもしれませんね。
ハブチン
そうだと思いますよ。それが今まで経営者の仕事だったんですが、正解のない時代にこれからはみんなが自分自身が腹落ちする目的を見つけていくことが求められるような気がします。
アカリ
私も見切り発車が必要ですね。
ハブチン
ぜひチャレンジしてください!
オムスビでは見切り発車ができるように組織をととのえているんですよ。
アカリ
えっそうなんですか?また改めて聴かせてください〜!